ガーナは西アフリカに位置する国ですから、医薬品の管理すら覚束ないのが実情です。また都市部と地方とでは整備の進み具合が異なっており、首都では空調の利いた施設に医薬品があり、薬剤師も常駐しているのですが、地方では十分な種類の薬が置かれておらず、水さえ入手できない有様です。
ガーナの薬剤師は2000人前後存在しますが、完全に不足しています。実は免許を取得する人はかなりの数にのぼるのですが、欧米に移住する薬剤師も多いのが実情です。また国内に留まった薬剤師も首都を始めとする大都市で働きたがるため、地方で活躍する薬剤師の姿は見られません。医師や看護師さえ見かけない村も珍しくなく、病院の無いところもあります。
地方の薬剤師不足は、良からぬ者の悪行を招いています。資格を持たない偽の薬剤師が薬を販売しているのです。都市部の薬剤師は時々地方を訪れ、そのような偽者に騙されてはならないと啓蒙しています。またそのような機会をとらえて薬の用法や用量を村人に直接教えることで、薬剤師不足を補うように努めています。特にアフリカではHIVに関する啓蒙が喫緊の課題となっており、薬剤師の役割は重大です。ただ抗HIV薬の供給量が追い付いていないこともあり、薬剤師は臨機応変に行動することが求められています。因みにガーナではマラリア感染も深刻化しており、薬剤師の負担は相当なものとなっています。
ガーナでは薬学部を卒業すれば、1年間の実習を受けることになります。その後受験する国家試験に合格すれば、資格が付与されます。前述したように、新卒の多くは海外に移住したり、就職先として首都の薬局や病院を選んだりします。

管理人

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日本で薬剤師として働いてきて感じている事をもとに、もっと充実した働き方はないだろうかと考えたことから世界に目を向けてみました。実際に世界へ羽ばたくためというより、よりよい「薬剤師」の姿を考えていけたらと思います。
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