高血圧の患者が呑む薬は降圧剤と呼ばれ、血圧を下げる働きがあります。「高血圧」の定義は日本高血圧学会のガイドラインで明示されており、収縮期血圧が140以上、拡張期血圧が90以上の場合を指します。血液は血管が収縮することで流れ、拡張することで心臓に戻されます。ですから収縮時に血管内の圧力が高まるという仕組みになっています。圧力が高まり過ぎると血管に損傷が生じるため、その損傷箇所に脂肪分や夾雑物が付いてしまいます。これが血栓の原因となり、脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすくなるのです。
 では高血圧に該当する人は皆降圧剤を呑まなければならないのでしょうか。実は高血圧の人が脳梗塞や心筋梗塞に罹る可能性はそれほど高くありません。医師としては「脳梗塞になるかもしれない」などと言って降圧剤を処方する他ありませんが、統計学上は降圧剤の服用が大きな意味を持っているとは言えません。例えばガン循環器病予防センターの報告を見ると、脳卒中に罹った患者に占める健常者の比率と高血圧者のそれとを比較すると、大差ないことが分かります。製薬会社はこうした比率を公表すれば降圧剤が売れなくなってしまうため、実数で示して恐怖を煽ります。

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