一般に、高血圧症は140より高い血圧を指しますが、個々人の体質の差を無視していることは明らかです。つまりこの定義を一律に適用したところで、あまり意味がありません。例えば身長の高い人、恰幅の良い人は、血圧が高いのが自然だと考えられます。大きな身体の隅々に血液を届けなければならないからです。それにもかかわらず、医学会も製薬会社も、高身長の人を含めた全ての患者に対してこの定義を適用しています。彼らがそこまでして140に拘るのは何故でしょうか。
 実は降圧剤という薬は、製薬業界、医療業界に莫大な利潤を齎しています。降圧剤の市場規模は1兆円と言われていますから、その規模を縮小しようとするわけがありません。潜在的な高血圧症患者も含めると、日本では4000万人がこの降圧剤投与の対象になり得るとされています。そして3000万人が実際に投与されていますから、その販売数、販売量は、他の薬と比較しても桁違いなのです。50歳以上の40%が投与されていると言えば分かり易いでしょうか。とにかく患者数がずば抜けて多いのが特徴です。
 これだけの人が投与されている降圧剤も、薬であることに変わりはありません。つまりどれだけ投与されても、高血圧の因子を取り除くことはできないのです。中高年の多くが残りの人生を降圧剤と共に過ごすのだと考えると、医療関係者、製薬関係者がほくそ笑んでいるのが想像できます。高血圧の定義の例を見ても分かるように、医学界のガイドラインが薬の需要を決定しているのが実態です。極論すれば、ガイドラインの策定者が恣意的に病気を生み出していると言えます。

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